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「TILTOWAITの日常 ー後日談ー」  

※この物語はフィクションです。ゲーム内の職業を表す呼称として君主や司教といった言葉が出てきますが、
あくまで職業を表しているだけで、階級や権力の有無には関わりません。




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無事遺跡からリターンで帰還したティルトの一同。
グレーターデーモンの言っていた言葉を胸に、ラルディルは重い口を開く。
果たしてラルディルの口から語られる真実とは?
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「魔法局への報告と、再封印の依頼をしてきたよ。」
アラソルン・ピピンが、皆が集まるティルトの拠点へと戻ってきた。

「サンキュ。んで、魔法局はなんだって?」
ボウモアが戻ってきたピピンに声を掛けた。

「あとで動ける魔法使いを数人よこしてくれって。あと、あのグレーターさんについては、内密に頼むって。
なんか古文書とかにもでてくる、すごいモンスターだったみたいだよ。【慟哭のヴォルカヌス】って呼ばれてたみたい。
仲間を殺された人達の泣き叫ぶ声がどうのこうのって書いてあった。」
ピピンの報告に皆が耳を傾けている。

「名前はそういえばヴォルカヌスの神殿・・・・って言ってたねぇ。
魔法局の方は後で私とぼっこさんでいこっか。」
リリーがふるぼっこに目線を向ける。

「ん、おう。」
ふるぼっこが相槌を打って答えた。

「んで・・・・・グレーターが言ってたラルディルについてだけど・・・。」
ボウモアが、気まずそうに座っているラルディルの方へと目線を向ける。

「・・・・・・・・・いつまでも黙っているわけにはいかないですもんね・・・・。」
ラルディルはあまり気乗りしないようだが、重い口を開き始めた。

「あのグレーターデーモンさんが言ったとおり・・・僕は1年ほど前に病気で死んでいます・・・。
事を話せば長くなるのですが・・・その・・・・、僕はティルトのメンバーのひとり、塩焼きの弟なんです。」

「え!?」
「エ!?」
そこにいるティルトの全員が驚いて声を上げる。


「皆さんが一番分かっていると思いますが・・・兄は僕が亡くなる少し前に、任務中に行方不明になりました・・・。
勿論ティルトの皆さんが必死に探したことも知っていますし・・・、恨んだりはしていません。
むしろ尊敬していますし、憧れていました・・・。

僕は生まれつき体が弱くて・・・冒険なんてとてもじゃないですが行けなかった。
そんな中で・・・、兄がたまに帰ってきてしてくれたティルトとの冒険の話や、
古代ドラグーン時代の遺跡の話を聞くのが大好きだったんです。いつか僕も兄と共に皆さんと冒険が出来たらっていつも思ってました・・・。

けど・・・やっぱり・・・病気には勝てなくて・・・w
兄も行方不明、自分も病に勝てず死んで・・・たぶん未練がいっぱいだったんでしょうね。成仏できなかった。
そんな時、彷徨ってた幽霊の僕に、アラハゥイという人が話しかけてきたんです。」

arahai.png

【 おやおや、そこの少年、そうそう貴方ですよ貴方。 もしや・・・成仏できなかったのですか?
  貴方さえ良ければ、健康な体を差し上げましょうか? やぁなに、ほんの気まぐれですよ、ほんのね。 クククク。 】



「それで、僕は体をもらったんです。体をもらった時の事はあまり覚えてないですが・・・。
そこから先は、ティルトのいる町に来て、ボウモアさんに出会って、今に至ります。」

「・・・・・・・・・。」
ティルトの一同は全員あまりの事実にポカーンとしている。

「えーと・・・じゃあグレーターデーモンさんが言ってた力あるものを目覚めさせる、ってなんのことなのかな。」
アウル・アエンダが口を開いた。

「それについては僕もよく分かりません。ですが・・・この頂いた体に、なにか秘密があるのかもしれません・・・・。
ご迷惑なら・・・その・・・・・・・・・・」

「塩さんの弟ってのには驚いたが、まぁ人だとかそうでないとかよくわかんねぇし、ラルディルはラルディルだろ。
今までどおりでいいんじゃねぇか?」
ボウモアがラルディルに向かって告げる。

「そうだな。」
ふるぼっこも賛同する。

「だねー^^」
「うんw」
ティルトの皆が賛同した。

「みんな・・・・
その・・・僕、ティルトにいてもいいんでしょうか。いつか迷惑を掛けるかも・・・・」

「あーもーこの話終わり!! 人間じゃないとか人間だとかどうでもいいわい!」
椅子にもたれていたミカンムシが声を張り上げた。

「ミカンさん・・・。」
ラルディルはちょっと嬉しそうだ。

「ミカンさん大丈夫? そんな大声だして・・・魔力使い果たしたんじゃ・・・。」
アウル・アエンダがミカンを覗き込んだ。

「大丈夫だいじょ・・・・ あ」

「あ?」
皆がミカンムシを見つめた。

ボム!!!!!!!!!!!!!

白いモヤが現われたと思うと、そこにいたミカンムシの姿はなく、宙に浮かぶ巨大なミカンの皮の化け物があわられた。

「なにこれ!?」
「キャーーーーーーーーー!!!!!」
アラソルン・ピピンとアウル・アエンダが悲鳴をあげる。

「やべ 人型保てなくなった・・・・。」
ミカンムシだったなにかは口もないのにしゃべっている。

「きめえwwwwwwwwwww」
ふるぼっことボウモアが同じ反応をしている。

「あのグレーターが言ってたよくわからんやつってミカンちゃんのことかww」
リリーさんがグレーターの話を思い出し指摘する。

「!!
なにこのミカンの皮。シッシッ!わ、こっちきた!!」
たまたま拠点の前を通りがかったととがミカンムシを見て叫んで逃げる。

「・・・・・ ははっwww」
ラルディルが思わず笑い出した。




「ほれ、人間だとかそういうの、なんかもうどうでもよくなったじゃろ?」
ととを少し追いかけて戻ってきたミカンムシがラルディルに言った。

「そう・・・・ですね。・・・・・・気にしないことにします。僕だけじゃないって、わかったし・・・・w」
チラッっとミカンムシをチラ見してラルディルが言った。

「まぁ、これからもよろしく頼むぜw ラルディル!w」
ボウモアが笑いを堪えながら言った。

「はいっ!」
ラルディルは笑顔で答えた。





こうしてティルトの冒険は幕を閉じたのである。
しばらく人型に戻れず苦労したミカンムシもその後人型に戻り、ラルディルも今まで以上にメンバーと共に任務に励んでいる。
アラハゥイの陰謀など、謎は残ったがそれはまた別のお話。

種族の差は、ティルトの前では障害ではなかったのだ。

めでたしめでたし。




⇒あとがきへ進む


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