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「TILTOWAITの日常 ー後編下ー」  

※この物語はフィクションです。ゲーム内の職業を表す呼称として君主や司教といった言葉が出てきますが、
あくまで職業を表しているだけで、階級や権力の有無には関わりません。




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残ったメンバーが魔力の注がれた扉の前で待つ中、二人が扉へと戻ってきた。
ミカンムシは魔力をほとんど使い果たしラルディルにおぶられて戻ってきた。
ついに舞台は扉の中へ…。
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「ミカンちゃんどうしたのコレwwww」
アラソルン・ピピンがおぶさられてダラーンとしているミカンムシを見てケラケラ笑いながら言った。

「ちくせう・・・・・・。」
ミカンムシはだるい体を起こすことも出来ず、ラルディルにおぶられている。

「ミカンさん魔力をほとんど使い果たしちゃったみたいで・・・w」
ラルディルはミカンムシを背負いながら言った。

「大丈夫?少し休む?」
僧侶のアウル・アエンダが心配そうに覗き込む。

「時間がたてば回復するから・・・ところでもあさんとぼっこさんとリリーさんは・・・?」

「扉の裏側調べにいったよー。ラルディルさんが戻ってくる少し前に、扉が開いたんだよー。
イルミネーションみたいに模様が光ったの!」
アウル・アエンダが少し興奮気味に告げた。

「じゃあもあさんたちと合流しよっか。
ミカンちゃんは歩ける? むしろそのままでいっかw」
アラソルン・ピピンがミカンを見ながらクスクスと笑いを堪えて言った。

「ふぐぅ…。」

結局おぶさられたまま、一向は扉の少し先で合流した。

「魔力切れした司教とか足手まといじゃねえか!!」
そんなふるぼっこの突っ込みもありつつも、一向は遺跡の奥へと進んでいく。

扉の内部は今までの古代の遺跡の雰囲気と打って変わって、とても近代的な造りをしていた。

「そっちが来るまで少し手前だけ探索してたんだが、モンスターはいないみたいなんだよなぁ。トラップも特になかった。
こんだけの広い空間、なにかのためにあるとしか思えないんだが。」
ボウモアが説明をする。

「もうちょい進んでみりゃなんかわかるだろ。アウルさんトーチライト頼む。」
ふるぼっこがアウルアエンダに指示する。

「はーい。」


一行は薄暗い遺跡内をトーチライトで照らしながら進んでいく。

しばらく歩くと、祭壇のような巨大な魔方陣がある大部屋にたどり着いた。
ミカンムシをおぶっていたラルディルも、一旦ミカンムシをおろしてすわらせ、皆で祭壇を調査する。

「大きい魔法陣だねぇ。」
アラソルン・ピピンがリリーやアウル・アエンダ、ふるぼっこ、ラルディルと祭壇の上を調べている。

「もあさんもあさん。」
ミカンムシがボウモアを呼ぶ。

「ん?」
少し離れたところで持ってきた酒をこっそり飲んでいたボウモアが、柱にもたれて座っているミカンムシのところへ戻ってきた。

「みんながいるところで言うのはあれかなと思って…。
  ・・・・言っておこうか悩んだんだけど……、ラルちゃん、たぶん人間じゃないよ。」

「へ?」
突然の告白にわけが分からないといった表情でポカーンとするボウモア。

「さっき小部屋に行ったときにわかったのだ。
あと、これはおぶられてわかったことだけど、強力な魔術痕みたいなのを感じたよ。」

「えー マジで?
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フーン・・・。」
ボウモアは少し考えた後、みんなにはまだ内緒にしておくようにと釘をさし、調査に戻った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「なんかわかったかー?」
ボウモアが祭壇の上にいたメンバーの下へとやってきた。

「なんもーww」
アラソルン・ピピンは魔方陣の上に座り込んでいる。

「さっきのところは魔力こめて装置が動いたんだっけ?」
リリーがラルディルに尋ねた。

「そうですね。ここも魔力で稼動するのかもしれませんけど・・・。」
ラルディルが答える。

「六芒星か・・・。端に6人立ったらなんか起こったりしないのかね。」
ふるぼっこがボソっと口にした。

「やってみる?w」
座っていたアラソルン・ピピンが立ち上がって角へと移動した。

「ま、他に情報もないしな。」
ボウモアもそう言って魔法陣の角に移動する。
アラソルン・ピピン、アウル・アエンダ、ボウモア・ふるぼっこ・りりー・ラルディルの6人が魔方陣の角に立った。

「どうだー?なんか変わったか?w」
ボウモアが角にいる皆に向かって叫んだ。

「うーん。特に変わりないように見えますけど・・・。」
ラルディルが答える。

「だめかーwww」
リリーも残念そうに答える。

「うーん。ここも魔力をこめたら動いたり・・・しないのかな。」
そう言ってラルディルは試しに魔方陣に魔力をこめてみた。




ゴゥン

地面がわずかに揺れ動く。

「キャ!」
アウル・アエンダが驚いて声を上げた。


『 ーーーナンダァソウゾウシイィ・・・
      セッカクイイキブンデネテタッテェノニ
    ニンゲン・・・ ソレモモドキフゼイニオコサレルトハ ーーー 』


どこからともなく声が聞こえた

「うわぁ!!」
ラルディルは聞こえてくる言葉に驚いた様子だ。

声とともに、魔方陣が激しく光った。
魔方陣の上にいたメンバーは素早く魔方陣から離れる。


『 --ココガ 【ヴォルカヌス】ノシンデント シッテハイッテキタノカァ?
  ナンダァ? ヨクミタラニンゲンモドキガイッピキニ ヨクワカランノモイッピキ・・・ 』


魔方陣に現れたのは、
今まで見たどのグレーターデーモンより巨大な、蒼い炎に包まれた灰色のグレーターデーモンだった。
gureta.jpg ※イメージ画像
(すまない・・・俺の画像加工技術ではコレが限界だった・・・許せ・・・)


「でけえ・・・・」
「うひゃーーーwww」
ティルトの一同は驚きを隠せない。
何よりも、そのグレーターデーモンがとてつもない力を持っているとすぐに分かったからだ。

「 ---アァン? デーモンガマトモニシャベルノガソンナニメズラシイノカ 
    オレサマホドナガクイキルトチエモツイテクルッテモンダァ
          ソコラヘンノザコトイッショニスルナヨォ? ーーーーー 」


思っていたグレーターデーモンとあまりにかけ離れたフレンドリーさに、一同は言葉を失っている。

「 ---ナンゼンネンモイキテルトナァ イチイチコロスノモメンドウニナッテクルンダ
     ココハドラグーンゾクガツクッタトコダガ、イゴコチガイインデイタダイチマッタノサァ ーーーー 」

「 ----ソウイエバオマエタチ、ドウヤッテココニハイッテキタンダァ? 
     ニンゲンニハ ハイッテコレナイヨウニシテイタハズダガ ----- 」

「 ----ソウイエバソコノニンゲンモドキ、ムカツクニオイガスルナァ シッテイルゾォ コノニオイ 
     アラハゥイトカイウイケスカナイヤロウノニオイダァ -----」


グレーターデーモンは一人で黙々としゃべり続けている。
久々の話し相手に、少し機嫌がいいようだ。

「 ーーーーハァアン、オマエシニンダナァ? 
    ヒトデモモンスターデモナイ、イケスカナイアノヤロウニカラダヲモラッタノカ 
          キョウリョクナマジツデタマシイヲコテイシテイルノカ インシツナヤツノシソウナコトダァーーーー」


「え・・・・ あ・・・ 」
ラルディルはグレーターデーモンの指摘に顔が青くなっている。
ボウモアとミカンムシ以外のメンバーは、何のことなのかと気になっている様子だ。


「 ----マァソンナコトハドウデモイイ オマエタチガナニヲモトメテココヘキタノカハシランガ、
    ココニハザイホウナドナイゾォ ココハオレサマノネドコダカラナァ ----------」


 
「ここから出て行くつもりはないのか?」
ふるぼっこは臆せずグレーターデーモンに尋ねた。

「 ----ナンノタメニコンナオクフカクデネテイルトオモッテルンダァ? 
        オレサマハソウゾウシイノガキライナンダ ココハワタサンゾォ----」


「フーム。
あっちから襲ってくることはないみたいだし、扉を閉めてこの遺跡ごと封印してしまったほうがいいかもしれないな。」
ボウモアがボソっと口にする。

「 ----ジズカニネムレレバ オマエタチガナニヲシヨウトシッタコトデハナイィ 
         ニンゲンゴトキノフウインジツナドイタクモカユクモナイカラナァ 
           ダガ・・・ ヒトツチュウコクヲシテオイテヤロオォ 
    ソコノニンゲンモドキガソンザイシテイルカギリィ、イツカマタナニカチカラアルモノヲメザメサセルダロウ 
           ソコノヨクワカランヤツトモドモ、シッカリカンリシテオクコトダナァ -------」


そういってグレーターデーモンはひとしきりしゃべり倒した後、魔方陣の中へと消えていった。

ティルトの一同に重苦しく緊張した空気が流れる中、

「おい、ミカンムシさん。」
柱にもたれて騒動を見守っていたミカンムシに、ふるぼっこが話しかけた。

「コレやるからリターン頼む。」
そういって、ミカンムシにハロウィンケーキを手渡した。

「あ・・・うん。」
ミカンムシはハロウィンケーキをパクパクと急いでむさぼると、リターンの魔法を詠唱した。




最終話へ続く⇒最終話はこちらから

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