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「TILTOWAITの日常 ー前編ー 」  

※この物語はフィクションです。ゲーム内の職業を表す呼称として君主や司教といった言葉が出てきますが、
あくまで職業を表しているだけで、階級や権力の有無には関わりません。




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時はアザルス歴382年、人々が魔力消失現象と対峙する中、
冒険者団体、「ユニオン」 のひとつである 「TILTOWAIT」 に、一人の青年が入団したことによってこの物語は始まる。
一人の青年が、TILTOWAITを、世界を、大きく変えていくことになる…、かもしれないけどたぶんならない。
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語らい

晴れやかな陽気の昼下がり、TILTOWAITのメンバーのふたりが酒場でのんびり語らっていた。
TILTOWAIT、通称ティルトは、少数の人員からなる、特別大きいわけでもない普通の冒険者ユニオンだ。


「ぼうもあさん!」
人懐こそうな爽やかな声が酒場に響く。

「お、ラルディル達か。お疲れさんw ティルトに入って初めての依頼はうまくいったか?」
ラルディルと呼ばれたそのヒューマンの青年と、共に戻ってきた3人のメンツが答える。

「それがさーww 聞いてよもあさんw ラルディルジャンプに失敗して3回も橋から落ちたんだよw」
陽気に答えながら椅子によじ登ったポークル族の少年、アラソルン・ピピン。柔らかな雰囲気に包まれた心優しい君主だ。

「ちょ!!ピピンさんそれは内緒にするって約束・・・!」
慌てた様子のラルディル。
それを見て、酒場にいたふたりは大笑い。
狩りに同行していたふたりのエルフ族の女性も笑っている。

「最後つられてアウルさんも落ちてたしw」
最新の流行に乗った服装に身を包む、エルフ族のリリーが笑いながら言う。リリーは水を操る司教だ。

「えっ、それも言わない約束じゃ・・・。」
アウルさんと呼ばれた女性が慌てる。彼女はアウル・アエンダ、ちょっぴりおっちょこちょいな優しい僧侶だ。

「なんかずいぶんと仲良くなっとるなw」
ぼうもあと呼ばれた青年の向かいに座っていた銀髪のポークル族の少女が答えた。

「ミカンさんこんな時間からマスターに付き合ってお酒飲んでるの?
ダメだよー、体に悪いよー?」
どうやらこのぼうもあと呼ばれたヒューマンの青年がこのティルトのマスターのようだ。
アウル・アエンダはボウモアの酒瓶を取り上げると、「めっ」っとボウモアの鼻をつついた。

取り上げられたお酒を名残惜しそうに見ながら別のお酒を注文するボウモアをよそに、
「もらっちゃおw」
アウル・アエンダは取り上げたお酒を飲み始めた。ふたりともお酒好きだっだようだ。
またかといった表情でアラソルン・ピピンとリリーがふたりを眺めていた。

「わしは飲んどらんぞい。わしはこのタピオカミルクティーをな・・・。」
ミカンさんと呼ばれた一見ポークル族にしか見えない少女の名はミカンムシ。
ミカンムシと言う名は正確には種族名なのだが、本人が種族名を個人名として名乗っている。
人間ではないのだが、特に言う機会もないのでメンバー内ではあまり知られていない。

「そういえばぼうもあさん。」
「ん?」
話の合間からラルディルがボウモアに尋ねた。

「今回行った遺跡で、不思議な扉を見つけたんです。依頼の件とは関係がなかったんですが、とても気になって。
扉のスケッチを取ってきたんですけど、見てもらえますか?」

「どれどれ・・・。」
一同がラルディルが取り出したスケッチに視線を向ける。

誰もがその謎の扉のスケッチに首をかしげる中、たまたま酒場に立ち寄ったティルトのメンバーの一人、
エルフ族の司教、ふるぼっこが後ろから答えた。
「それあれじゃね、最近魔法局が目をつけてる古代ドラグーンの遺跡だったか。
どの場所のも結界があって入れないとかいうやつだろ。」

「へー、くわしいなぼっこさんw」
ぼうもあが答える。いつの間にか後ろにいたことに関しては誰も突っ込まなかった。
基本的にティルトは平和ボケしているのだ。

「魔法局に持っていったら調査依頼が来たりしないかなw オシゴトオシゴトw」
「いいねーw」
アラソルン・ピピンの提案に、リリーや他のメンバーも賛成のようだ。

ラルディルに魔法局への報告を托し、ティルトの酒飲みふたりは、知り合いを呼んで酒場でドンちゃん騒ぎを始めた。


第2話へつづく ⇒ 第2話はこちらから

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